発表日:2010年5月
・概要:
炭酸カルシウムの結晶構造は、カルサイト、アラゴナイト、パテライトからなる。結晶構造の中では、カルサイトが一番安定しており、パテライトは一番不安定で、自然にはほとんど存在しない。当該原料の結晶構造を分析した結果、カルサイト型であることが示された。海洋由来の造礁サンゴの骨格は、主にアラゴナイト型であるが、今回その違いが明らかとなった。アラゴナイトは溶解度が良く、吸収性があると言われている一方、カルサイトは、溶解性が低い。当該素材は、飲料とするための軟水化行程において工業的に生成されたものであることからも、海洋由来の造礁サンゴと結晶構造に違いが示された。
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カルシウム結晶構造の違い
投稿日: 2016年12月13日 17時17分