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水素粉末(パウダー)の製法について①

・当該素材(水素素材)は、製造特許(特許第4472022)を元に作られている。工程そのものを大枠で捉えると、食品の殺菌洗浄工程の応用の中で、水素吸着反応が見られるということになる(図)。何か特別な手を加えたり、組成を変化させたりということではなく、素材そのものを活かし、環境や自然にも優しい方法で加工されている。
この工程では、カルシウムを炭化水素系溶液に浸し、乾燥に近い温度で熱処理をする。この時、細孔内は、細孔外部から酸素が供給されにくくなり、低酸素雰囲気状態となり乾留状態で熱分解され、溶液が低分子化される。つまり、溶液は、細孔内で低分子化され、最後に水素ガスが残り、細孔内に物理的に含有されると考えられる。低温での焼成のため、主成分や結晶構造に変化はなく、原料そのものは、白色のままであり、副生成物の発生もみられない。安全性が高く、水素の含有も非常に安定した数値となる。
no13-01